【2026年最新】韓国旅行のモバイルバッテリー持ち込みルール|飛行機は2個まで・機内で使えない——「5個まで」が古い理由と航空会社9社の違い

【2026年最新】韓国旅行のモバイルバッテリー持ち込みルール 軽量テック装備
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韓国旅行の準備で「モバイルバッテリー 韓国」と調べると、「100Wh以下なら5個まで」「2個まで」「機内でスマホは充電できる」「機内では使えない」と、書いてあることがバラバラで戸惑ったのではないでしょうか。

理由ははっきりしています。韓国のルールは、2025年3月から2026年4月までの約1年で4回変わりました。ネット上の記事は、それぞれ「書かれた時点のルール」のまま残っています。どれかが嘘というより、段階の違う情報が混ざっているのです。

この記事では、韓国国土交通部の報道資料の原文、韓国交通安全公団(KOTSA)の持ち込み禁止物品データベース、大韓航空などの航空会社の公式発表だけを使って、2026年10月時点のルールを確定させます。

先に結論を3つ。

  1. 2026年4月20日から、モバイルバッテリーは1人2個まで(160Wh以下・100Wh超は航空会社の承認が必要)。「100Wh以下なら5個まで」は2025年3月〜2026年4月19日のルールで、いまは使えません。
  2. 機内では、モバイルバッテリーを充電することも、モバイルバッテリーでスマホを充電することもできません。韓国国土交通部の言葉では「전면 금지(全面禁止)」です。
  3. 座席上の棚に入れず、端子を絶縁する(絶縁テープ・袋・ポーチ・キャップのどれか)。ここは2025年3月から変わっていません。帰りの便(韓国発)は、日系の航空会社でもカウンターと保安検査場で確認されます。

冬に行く人はもう1つ。韓国系の航空会社には「電池を外せない発熱機器は持ち込みも預けも不可」と書く会社があり、充電式カイロが文言上当てはまってしまいます(後半で詳しく)。

※本記事は2026年10月時点の韓国国土交通部・韓国交通安全公団・韓国の空港公社・各航空会社の公式情報に基づいています。運用は変わることがあるため、渡航前に利用する航空会社の最新の案内を必ず確認してください。日本の空港・日本のルール全般は「モバイルバッテリーを飛行機の預け荷物に入れてしまったら?」で詳しく解説しています。

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なぜ情報がバラバラなのか:1年で4回変わった

韓国のルールが動き出したきっかけは、2025年1月28日に起きたエアプサン機の火災です。ただし、2025年2月に対策を発表したとき、国土交通部はこう書いています。

이번 표준안은 에어부산의 화재사고 원인이 보조배터리로 밝혀지진 않았지만, 보조배터리의 화재 위험성에 대한 국민불안 등을 고려해 선제적인 대응이 필요하다는 판단에 따라 마련하였다.

(訳)今回の標準案は、エアプサンの火災事故の原因が補助バッテリー(モバイルバッテリー)だと判明したわけではないが、その火災の危険性に対する国民の不安などを考え、先手を打った対応が必要だと判断して用意した。

――国土交通部 報道参考資料(2025年2月13日)

つまり韓国は、原因の確定を待たずにルールを作り、その後も段階的に強めてきました。時系列で並べるとこうなります。

時期 何が決まったか 出典
2025年3月1日 100Wh以下は5個まで/100〜160Whは承認のうえ2個/棚に入れない/端子の絶縁/モバイルバッテリー自体の充電は禁止(スマホへの給電は禁止していない) 国土交通部(2025年2月13日)
2025年9月1日 空港・機内でのビニール袋の配布をやめ、絶縁テープを提供/韓国の航空会社の全機に隔離保管バッグ2個以上/棚の外側に40℃で赤くなる温度ステッカー 国土交通部(2025年8月27日)
2026年1月26日 韓進グループ5社(大韓航空・アシアナ航空・ジンエアー・エアプサン・エアソウル)が、機内でモバイルバッテリーを使うこと(スマホ等への充電)を全面禁止 大韓航空ニュースルーム(2026年1月23日)
2026年3月27日 韓国の提案した基準を、ICAO(国際民間航空機関)の理事会が国際基準として承認 国土交通部(2026年4月8日)
2026年4月20日 韓国で施行:1人2個まで・機内での充電も使用も全面禁止 国土交通部(2026年4月8日)・KOTSA

ネットで見かける数字が「どの段階の話か」を当てはめると、混乱はほぼ解けます。

よく見る説明 正しかった期間 いま(2026年10月)
「100Wh以下なら5個まで持ち込める」 2025年3月1日〜2026年4月19日 ❌ 2個まで
「機内でスマホを充電するのはOK、バッテリー自体の充電だけNG」 〜2026年1月(韓国系の多くは1月22日〜2月1日に自主禁止)/〜2026年4月19日(国のルール) ❌ どちらも禁止
「空港でジップ袋をもらえる」 2025年3月〜8月 ❌ 配布は絶縁テープに切り替え(自分で用意した袋はOK)
「棚に入れてはいけない」「端子を絶縁する」 2025年3月1日〜 ✅ いまも有効

2026年4月20日からのルールを原文で読む

国土交通部の報道資料

国土交通部が2026年4月8日付で出した報道資料の書き出しは、こうです。

4월 20일부터 보조배터리는 1인당 2개까지만 기내 반입이 가능하고, 기내에서는 충전과 사용이 전면 금지된다.

(訳)4月20日から、モバイルバッテリーは1人2個までしか機内に持ち込めず、機内では充電と使用が全面禁止となる。

――国土交通部 報道資料「우리 기준이 세계 표준으로…」(2026年4月8日)

同じ資料は「使用」の中身も具体的に書いています。

보조배터리 자체를 충전하는 행위는 물론, 보조배터리를 이용해 스마트폰 등 타 전자기기를 연결하여 충전하는 행위가 전면 금지된다.

(訳)モバイルバッテリー自体を充電する行為はもちろん、モバイルバッテリーでスマートフォンなど他の電子機器をつないで充電する行為も全面禁止となる。

資料に載っている新旧の比較表を、日本語にするとこうなります。

区分 旧・国際基準 旧・韓国の基準(2025年3月〜) 新基準(2026年4月20日〜)
100Wh以下 個数制限なし 1人5個まで 1人2個まで(160Wh以下の合計)
100〜160Whは航空会社の承認が必要
100〜160Wh 1人2個(承認) 1人2個(承認) (同上)
160Wh超 持ち込み不可 持ち込み不可 持ち込み不可
バッテリー自体の充電 制限なし 禁止 禁止
機内での使用(他の機器の充電) 制限なし 制限なし(航空会社が自主的に禁止) 禁止

注目したいのは、旧・韓国の基準の「機内での使用」の欄です。2025年3月の時点では、国のルールとしてはスマホへの給電を禁止していませんでした。禁止していたのは航空会社の自主的な判断です。「韓国では機内でスマホを充電できる」という古い記事は、この時期に書かれたものです。

空港の保安検査が使うデータベース

韓国交通安全公団(KOTSA)が運営する「항공보안365(航空保安365)」の持ち込み禁止物品データベースでは、「보조배터리(モバイルバッテリー)」の項目が次のように更新されています。

용량 160Wh 이하의 경우 1인당 2개까지 객실 반입가능, 단, 100Wh 초과, 160Wh 이하의 경우 항공사 승인 필요. 단락방지를 위하여 배터리 전극부분을 절연처리해야 함

(訳)容量160Wh以下なら1人2個まで客室に持ち込み可。ただし100Wh超〜160Wh以下は航空会社の承認が必要。ショート防止のため、電池の端子部分を絶縁処理しなければならない。

――항공보안365 機内持ち込み禁止物品「보조배터리」(施行日の表示:2026-04-20)

預け入れ(受託手荷物)は不可です。これは日本と同じで、2025年以前から変わっていません。


日本のルールとどこが違う?「同じ国際基準なのに、言い方の強さが違う」

2026年4月のICAOの改正は、日本でも4月24日から適用されています(国土交通省航空局、令和8年4月14日の報道発表)。個数(2個)と容量(160Wh以下)は日韓で同じになりました。違いが残っているのは「言い方の強さ」と細部です。

項目 日本(国土交通省・2026年4月24日〜) 韓国(国土交通部・2026年4月20日〜)
モバイルバッテリーの個数 2個まで(160Wh以下) 2個まで(160Wh以下・100Wh超は航空会社の承認)
機内でバッテリー自体を充電 しないこと(違反は罰則の可能性) 全面禁止
機内でスマホ等に給電 しないこと(罰則の記載なし) 全面禁止
座席上の棚 収納しないで(罰則の記載なし) 禁止(2025年3月〜)
ショート防止 個々に保護 端子の絶縁(テープ・袋・キャップ・ポーチ)
予備電池(カメラ等)100Wh以下 個数制限なし 5個まで(6個以上は承認)=KOTSAデータベース

日本の「罰則あり・なし」の線引きは、国土交通省の資料の注記から読み取れます(詳しくは記事「モバイルバッテリーを飛行機の預け荷物に入れてしまったら?」)。一方、韓国国土交通部の資料は、給電も棚も「禁止」と書き分けずに言い切っています。日本の感覚で「お控えください程度だろう」と考えて機内でスマホを充電すると、韓国の航空会社でははっきりした「禁止」事項に当たります。

なお、韓国国土交通部は2026年4月の資料に、こう書き添えています。

일부 국가(홍콩, 싱가포르, 일본 등)는 이미 강화된 기준을 시행하는 등 국가별로 규정이 다를 수 있어 출국 전 항공사에 반입 기준 확인 필요

(訳)一部の国(香港、シンガポール、日本など)はすでに強化された基準を施行しているなど、国ごとに規定が異なりうるので、出国前に航空会社へ持ち込み基準を確認する必要がある。


航空会社ごとの違い:日韓路線の9社を公式で比べる

日本と韓国を結ぶ航空会社の公式ページを並べました(2026年10月10日確認)。個数は全社2個で同じです。違いが出るのは「機内でスマホに給電すること」の書き方と、電池を外せない発熱機器(充電式カイロに当たりうるもの)の扱いです。

航空会社 機内でモバイルバッテリーからスマホ等へ充電 座席上の棚 電池を外せない発熱機器
大韓航空・ジンエアー・エアプサン・エアソウル 禁止(2026年1月26日〜・韓進グループの発表) 禁止 (公式ページを確認できず)
アシアナ航空 「使用および充電はできません」 「厳格に禁止」 「バッテリーの取り外しが出来ない無線発熱製品(アイロン、コテなど)」は持ち込み・預けとも不可
チェジュ航空 禁止(2026年1月22日〜) 「機内棚への保管はできません」 「発熱機能が搭載されており、バッテリーを取り外すことができない一体型電子機器」は持ち込み・預けとも不可
トリニティ航空(旧ティーウェイ航空) 禁止(「기내 충전·사용·선반보관 금지」) 禁止 (告知に記載なし)
エアプレミア 「使用および充電は厳重に禁止」 禁止 「分離不可能なリチウム電池一体型加熱機能付き携帯用電子機器」は持ち込み・預けとも不可
パラタ航空 「充電および使用することはできません」 上部収納スペースに保管不可 「加熱パッド」は輸送不可
JAL 「充電をしないこと」 「収納しないこと」 記載なし
ANA 「お控えください」 (告知ページに記載なし) 記載なし
Peach 「できません」 (告知ページに記載なし) 記載なし

※エアロK・イースター航空・ZIPAIRは、公式ページの本文を確認できなかったため載せていません。大韓航空グループ4社の個数は、国の基準(2個)によります。

表から分かることは3つです。

  • 韓国系はすべて「禁止」。日系ではANAだけが「お控えください」です。これは日本の国土交通省が、この項目に罰則を付けていないことと対応しています(こちらの記事で詳しく)。
  • 韓国系の航空会社は、2026年4月の国のルールより前に、自主的に機内での使用を禁止していました(チェジュ航空 1月22日・韓進グループ5社 1月26日・エアプレミア 2月1日)。韓国系に乗るなら、2026年1月以前の記事は参考になりません。
  • 航空会社の公式でも、古い表が残っていることがあります。エアプレミアの日本語のお知らせ(2025年2月28日)には、いまも「100Wh以下 1〜5個」の表が載っています(同社の運送制限物品のページは2個に更新済み)。同じ会社の中でも、日付の新しいページを信じるのが鉄則です。

帰りの便(韓国発)は、日系でも韓国のルールが上乗せされる

見落としやすいのが帰りの便です。JALは「ソウル(金浦国際空港)発便をご利用のお客さまへ」(2026年7月7日)で、「現地国土交通部の指示により」として次のように案内しています。

  • 2025年3月1日から、搭乗手続きカウンターと保安検査場で、モバイルバッテリーのショート防止措置がされているかを確認している
  • 100Wh以下の予備電池を5個を超えて持ち込む場合は、カウンターで申告が必要(日本発のJALは予備電池の個数制限なし)
  • バッテリーで動く個人用電子機器(ノートPC、スマホ、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、タブレット、電子タバコ等)は1人合計15個まで

つまり、同じJALでも、日本発と韓国発で求められることが違います。韓国の空港では、韓国の基準で保安検査を受けるからです。行きの羽田・成田・関西で何も言われなかったからといって、帰りの金浦・仁川で同じとは限りません。端子の絶縁は、行きの段階で済ませておくのが確実です。


「2個」に数えるもの・数えないもの

韓国のKOTSAデータベースは、モバイルバッテリーと、カメラなどの予備電池を別の項目として扱っています。

もの 韓国の扱い(KOTSAデータベース) 2個の枠に入る?
モバイルバッテリー(보조배터리) 160Wh以下を1人2個まで・預け不可 入る
カメラ等の予備電池(100Wh以下) 1人5個まで(6個以上は承認)・預け不可 別枠
予備電池(100〜160Wh) 承認のうえ2個まで・預け不可 別枠
機器に入ったままの電池(100Wh以下) 客室・預け入れとも可 別枠
電子たばこ 客室への持ち込みのみ(預け不可) 別の品目

⚠ ただし、「カメラの予備電池は2個に含まれない」と言い切った韓国の公的文書は見つかりませんでした。データベースで別項目になっているのは事実ですが、予備電池の「5個」の項目には施行日の表示がなく、2025年以前の表記が残っている可能性もあります。同じ項目には「외국적 항공사의 경우 반입 가능 수량이 상이 할 수 있으므로…해당 항공사에 문의 요망(外国の航空会社は持ち込める数が異なる場合があるので、その航空会社に問い合わせを)」とも書かれています。カメラの予備電池を何本も持っていく人は、航空会社に確認してください(日本のJALは日本発なら予備電池の個数制限なし、金浦発は5個を超えるとカウンターで申告=後述)。

冬の韓国旅行で要注意:充電式カイロ

冬の韓国旅行で持っていきたくなるのが充電式カイロです。ここには、モバイルバッテリーとは別の落とし穴があります。

① 韓国の公的機関には、充電式カイロを名指しした記載がない

KOTSAのデータベースで「손난로(カイロ)」を引くと出てくるのは、燃料を使うカイロ(持ち込みも預けも不可)だけです。充電式カイロや携帯扇風機の項目はありません。

② 韓国系の航空会社には「電池を外せない発熱機器は持ち込みも預けも不可」と書く会社がある

上の表のとおり、チェジュ航空は「発熱機能が搭載されており、バッテリーを取り外すことができない一体型電子機器は、機内への持ち込みおよび受託手荷物としての預け入れはできません」、エアプレミアは「分離不可能なリチウム電池一体型加熱機能付き携帯用電子機器(例:コードレス/充電式ヘアアイロン、アイロン等)は、バッテリー容量に関わらず、機内持込・受託手荷物ともに不可」と書いています。

例に挙がっているのはヘアアイロンやアイロンで、カイロとは書いていません。しかし、多くの充電式カイロは電池を取り外せない一体型で、発熱機能があるので、文言をそのまま読むと当てはまってしまいます。どちらの会社も「カイロは対象外」とは書いていない以上、空港で止められても文句を言えない書き方です。

③ USB出力つきなら、モバイルバッテリーとして数えられる可能性もある

韓国の告示「항공위험물운송기술기준(航空危険物運送技術基準)」の別表24には、こうあります。

리튬메탈 또는 리튬이온 배터리가 다른 장비에 전원을 공급할 목적으로 장착되어 있는 품목은 아래의 항목에 따라 여분의 배터리로 취급되어 운송되어야 함

(訳)リチウム電池が他の機器に電源を供給する目的で組み込まれている品目は、予備の電池として扱って運送しなければならない。

――항공위험물운송기술기준 別表24(law.go.kr)

スマホを充電できる「モバイルバッテリー機能つき」のカイロは、この「他の機器に電源を供給する」に当たりえます。

⇒ 充電式カイロを韓国に持っていくなら、次の順で考えてください。

  1. 乗る航空会社に、型番を伝えて事前に確認する(とくにチェジュ航空・エアプレミアなど、発熱機器の一文がある会社)
  2. 持っていく場合は機内持ち込みにし、モバイルバッテリー機能つきなら2個の枠に数える
  3. 確認が取れないなら、往復の飛行機には載せない。電池を使わない使い捨てカイロに切り替えれば、ここで挙げた論点(電池・発熱機器)そのものが起きません

本記事で確認した日本の航空会社(JAL・ANA・Peach)のページには、充電式カイロについての記載は見当たりませんでした。同じ製品でも、乗る会社によって扱いが変わりうる点に注意してください。


端子の絶縁:4つのやり方と、空港でもらえるもの

韓国では「端子を絶縁する」が必須です。2025年8月の国土交通部の資料は、認められる方法を4つ挙げています。

① 비닐봉투에 보관, ② 절연테이프 부착, ③ 단자 보호캡 사용, ④ 보호 파우치 보관

(訳)①ビニール袋に入れて保管 ②絶縁テープを貼る ③端子保護キャップを使う ④保護ポーチに入れて保管

――国土交通部 報道資料(2025年8月27日)

同じ資料で、空港や機内でのビニール袋の配布はやめ、代わりに航空会社のカウンター・保安検査場・搭乗口・機内などで絶縁テープを提供する方針が示されました(「提供する予定」という書き方です)。大韓航空など韓進グループ5社は、チェックインカウンター・搭乗口・機内で絶縁テープを提供していると公式に書いています。なお、仁川・金浦・金海の各空港の公式ページでは、空港としてどこで絶縁テープを配っているかを確認できませんでした。家で済ませていくのが確実です。

大事な注意が1つあります。国土交通部は2025年4月の説明資料で、ビニール袋についてこう書いています。

보조배터리의 비닐봉투 보관 방식은 “이물질 유입방지 등 기본적인 단락방지, 배터리 이상 시 신속확인” 등을 위한 조치이며, 화염을 차단하는 수단은 아닙니다.

(訳)モバイルバッテリーをビニール袋に入れる方式は、異物の侵入防止などの基本的なショート防止と、電池に異常が起きたときの素早い確認のための措置であり、炎を遮る手段ではありません。

――国土交通部 報道説明資料(2025年4月18日)

袋は「ショートさせないため」のもので、燃えたときに守ってくれるものではありません。耐火ポーチも同じで、メーカー自身が「耐火製品ではない」と書いていることは、モバイルバッテリーの耐火ポーチの記事で詳しく整理しています。


mAhで判断しない:公式どうしでも換算がそろっていない

「何mAhまでなら大丈夫?」と考えたくなりますが、韓国の公式どうしでも、mAhからWhへの換算がそろっていません。

公式 書いてある換算
国土交通部(2026年4月) 100Wh=27,000mAh/160Wh=43,000mAh(3.7V相当)
KOTSAデータベース 携帯用は3.8Vで計算=約42,100mAhを超えると不可
仁川国際空港公社(2025年3月3日の報道資料) 「5V基準」で100Wh=2万mAh/160Wh=3.2万mAh
金浦空港(出発手順の案内) 27,000mAh(100Wh)

同じ「100Wh」でも、どの電圧で割るかで2万mAhにも2.7万mAhにもなります。空港で通じるのは本体に書かれた「Wh」です。買うときも持っていくときも、Whの表示を見て判断してください(Whの計算方法はこちらの記事にまとめています)。


守らなかったらどうなる?

韓国国土交通部の報道資料(2025年2月・8月、2026年4月)には、ルールを破った乗客への罰則は書かれていません。書かれているのは次のような扱いです。

  • 保安検査:違反が疑われるときは鞄を開けて追加で検査し、見つかった未承認のバッテリーは航空会社に引き渡す(2025年2月の標準案)
  • 空港での扱い:韓国空港公社の案内では、持ち込めない物が見つかったら「放棄するか、預けられる物なら検査場の外で預けて検査を受け直す」(2026年7月28日)。モバイルバッテリーは預けられないので、実質的には放棄になります

法律上の罰則が、乗客のモバイルバッテリーの個数や機内での使用に当てはまると書いた韓国の公式文書は見つかりませんでした。「罰金◯万ウォン」と断定している記事には、出典を確かめたほうがよいでしょう。罰則があるかどうかにかかわらず、機内で注意されたら従う——これがいちばん確実です。


選ぶなら:Whの表示がはっきりした1台+1個ずつ入れる袋

韓国行きでは2個までしか持てず、機内では使えません。たくさん持っていくより、「空港でWhがすぐ確認できる1台」を選ぶほうが理にかなっています。

  • エレコム DE-C79-10000:10000mAh(38.5Wh)。メーカー公式に「ワット時定格量が160Wh以下のリチウムイオンバッテリーのため、機内持ち込みが可能です」。付属品に絶縁シート×2。USB-Cケーブルを巻き取り式で内蔵しているので、ケーブルを別に持たずに済みます。使用温度は0〜40℃なので、冬の屋外ではポケットなど体温で温まる場所に入れておきましょう。

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  • HIDISC HD-EPB02:モバイルバッテリーを1個ずつ入れられるポーチ(韓国の「保護ポーチ」の方法に当たります)。ただし前述のとおり、袋やポーチは炎を遮るものではありません。耐火ポーチの比較はこちら。

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韓国で買い足した場合も、帰りの便では「2個の枠」に入ります。現地で1個買ったら、日本から持ってきた分と合わせて2個以内に収まるかを確認してください。


出発前チェックリスト

  • [ ] モバイルバッテリーは2個以内(160Wh以下・100Wh超は航空会社の承認)
  • [ ] 本体のWh表示が読める
  • [ ] 預け荷物に入れていない(スーツケースから出したか)
  • [ ] 端子を絶縁した(テープ・袋・キャップ・ポーチのどれか、1個ずつ)
  • [ ] 機内では棚に入れず、手元か座席前のポケットへ
  • [ ] 機内では充電しない・給電しない(スマホは事前に満充電に)
  • [ ] 充電式カイロを持っていくなら、航空会社に型番で確認した(モバイルバッテリー機能つきは2個の枠に数える)
  • [ ] カメラの予備電池が多い人は、帰りの便(韓国発)で5個を超えないか確認した
  • [ ] 膨らんでいる・熱いバッテリーは持っていかない(処分方法)

よくある質問

Q. 10000mAhのモバイルバッテリーは持ち込めますか?

持ち込めます。10000mAhなら約37〜38.5Wh(3.7〜3.85Vの場合)で、100Wh以下です。2個までなら承認も要りません。

Q. 20000mAhを2個は?

20000mAh(約74Wh)なら100Wh以下なので、2個まで持ち込めます。3個目は持ち込めません。

Q. 30000mAhは?

3.7Vで計算すると約111Whで、100Wh超=航空会社の承認が必要な帯に入ります。本体のWh表示を確認し、100Whを超えるなら事前に航空会社に相談してください。

Q. 機内でスマホの充電が切れそうなときは?

モバイルバッテリーは使えません。座席に電源やUSBポートがある機材なら、それでスマホを充電することは、このルールの対象ではありません(禁止されているのは「モバイルバッテリーを」充電すること・「モバイルバッテリーで」充電すること)。電源の有無は機材によるので、搭乗前にスマホを満充電にしておくのが基本です。

Q. 日本の航空会社(JAL・ANA・Peach)なら韓国の航空会社より緩い?

個数(2個)と容量(160Wh以下)は同じです。違いは主に「機内での給電」の書き方の強さです(ANAは「お控えください」)。ただし帰りの便(韓国発)は、日系でも韓国の基準が上乗せされます。JALは金浦発について、カウンターと保安検査場でショート防止を確認すること、100Wh以下の予備電池を5個を超えて持ち込むならカウンターで申告することを案内しています。韓国のルールに合わせて準備しておけば、行きも帰りも困りません。

Q. 電子たばこは?

KOTSAのデータベースでは、電子たばこは客室への持ち込みのみ可・預け入れ不可の別品目です。韓国の告示(別表24)は、搭乗中に電子たばこの機器や電池を充電することを禁じています。


まとめ:「いつの情報か」を見れば迷わない

  • いまのルール(2026年4月20日〜)=1人2個まで(160Wh以下)・機内で充電も給電も禁止・棚に入れない・端子を絶縁・預け入れ不可
  • 「5個まで」「スマホへの充電はOK」は、2026年4月より前の情報
  • 日本と韓国は同じ国際基準になったが、韓国は「禁止」と言い切る。韓国のルールに合わせて準備すれば往復とも困らない
  • 帰りの便(韓国発)は、日系でも韓国の基準が上乗せされる(JAL金浦発:ショート防止の確認・予備電池5個超は申告)
  • mAhではなくWh表示で判断する(公式どうしでもmAhの換算が3.7V・3.8V・5Vの3通りに割れている)
  • 充電式カイロは、乗る航空会社に型番で事前確認(電池を外せない発熱機器を不可とする韓国系がある)。持っていくならモバイルバッテリー機能つきは2個の枠に数える

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